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About IPO

IPO監査

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IPO監査とはなにか

IPOとは「Initial Public Offering」の略語の事、いわゆる株式公開を指します。現在はコロナ禍ではありますが、IPOを検討している企業数は増加の一方です。証券取引所に対するIPOの上場申請時においては、直近2期間分の財務諸表に対する公認会計士又は監査法人による監査意見が求められます。監査法人の役割としては、財務諸表監査のみならず、企業に対して適切な財務諸表監査を受ける為の体制構築についての助言が必要になり、コミュニケーションを密接に行っていく必要があります。

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監査第2部 マネージャー
阿久津 大輔2018年入所

IPOを監査人側から経験することのメリット

受験生の皆さんの中にはIPOに関わってみたいと思われる方も多くいらっしゃるのではないかと思います。私自身、監査法人に入所する際、幅広いキャリアを重ねていこうと思いIPO業務を志望しました。実際に規模も業種も多様な企業と関わることができますし、決算体制のみならずあるべき内部管理体制の構築に向けての助言や問題解決のアドバイスをすることもあります。また経営層ともコミュニケーションを取る機会も多く、共に困難を乗り越え、上場を果たした際には大きな達成感とやりがいを感じます。IPO支援で培った監査スキルや助言や指導といったアドバイザリーにつながるような経験は、企業の成長を支援するだけでなく公認会計士としての自分自身の成長をも図っていく貴重な仕事だと思います。

私もそうでしたが、受験生のときは合格することが最大の目標ですが、合格後は監査人として新たなスタートを切ることになります。企業も株式上場という目標達成後、上場企業として新たなスタートを切ることになります。株式上場がゴールではなく、上場企業としてのスタートであることと同様、皆さんも合格してから、自分がどのような公認会計士になりたいか将来ビジョンをもって就職活動に臨むことが大切だと思います。

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監査第2部 シニア
角田 知亮2013年入所

IPOのやりがい

私が担当していたクライアントが一昨年上場に成功し、主査としてIPOに立ち会うことができました。IPOに至るまでクライアントと膝をつめて一つの目標に向かってきた経験は会計士として非常に貴重な体験でした。クライアントと共に課題への対応方法を考えていくことなどは、実際に経験してみないとイメージがつかないものだと思います。特に、最終的な上場審査の段階では、証券会社とのやり取りが出てくることもあり、上場会社の監査業務にはないIPO監査ならではのスケジュール感を肌で感じました。

IPO監査は上場会社の監査業務とは違う「空気感」があります。クライアントの方々が、上場というひとつの大きな目標に向かって、役員も含めた従業員が一丸となっていきいきと仕事をしている姿に、感銘を受けました。また、CFOから直接電話で相談を受ける事も多く、改めて自分がプロとして頼られているという実感がわいたのを覚えています。

東陽では、部門の垣根がないため、上場企業の監査に携わりながら、IPO監査を経験することもできます。IPO監査、特にそのインチャージ業務は非常に大変ですが、それを経験することで会計士として監査業務以外の道がより具体的に見える、というのは大きなメリットだと思います。例えばスタートアップ企業のCFOへの道やIPOコンサルとしてこの経験を極める道、実際に起業してIPOを目指すという道もあるかもしれませんね。私自身、今回のIPO監査を経験したことで、公認会計士として業務の幅が広がったと感じています。

東陽で学べるIPO

現在、準大手監査法人はIPO監査の依頼が非常に多く、IPO監査に携わりたいと考えている方には絶好の機会です。東陽は部門の垣根がないので、手を挙げればIPOのクライアントに実際に携わることができる環境です。
また、いきなりIPO現場に出ても困らないように、IPOに関わる専門的なバックグラウンドがあるメンバーと若手を中心に、月1回程度勉強会が開催されています。

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