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グローバル時代の

キャリア形成として

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田口 浩司

Hiroshi Taguchi

2009年入所
監査第1部 シニアTOKYO
働き過ぎない、夜はしっかり寝る。休日は子どもと遊ぶか、早朝にフットサルをする。これが私のワークライフバランスです。仕事以外の人たちとのコミュニケーションも大切にしています。

就活ミスマッチに悩み続けた5年間、そして東陽へ

新卒で大手監査法人に就職し、4年間勤めて東陽監査法人に転職しました。自己を高めるための転職ですが、前職での4年間は“自問自答”の連続でした。
大学3年生のとき、これまでを振り返ってみると就職活動に有利なことを自分は何もしてこなかったと思いました。そこで、資格を取って自信をつけよう思い、「公認会計士」に注目して専門学校に通い、卒業の年に試験に合格。直後に面接を受けたある大手監査法人に内定をいただき、その年の12月から働き始めました。トントン拍子で事が進みましたが、入所してすぐに悩み始めました。自分が何の仕事をしているのかさっぱり分からなかったのです。大組織という環境が自分には合っていないことも悩みでした。公認会計士に対する職業意識をしっかり持てなかったことが、後々まで影響したと思います。
こうした違和感を抱きながらも、修了試験合格を目指して働き続け、合格を機に退職し、東陽監査法人に転職しました。

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自身のキャリアを国際化、外資系企業の面白さ

東陽のことはまったく知りませんでした。先に転職した先輩が働いていたので、会ってみると、とてもいきいき働いている印象だったので、自分の想いを相談したところ、誘ってもらいました。入所すると、皆さん個性的な方が多く、打合せや会議の場も活発で、ここなら自分も公認会計士として意欲をもって働き続けられると確信しました。実際、以前の職場よりも主体的に仕事に取り組めるようになりました。
配属は、国内監査部で上場企業の監査業務に従事していましたが、いまは国際業務も兼任しています。これは自らの希望でした。企業がますますグローバル化する時代に、自分のキャリアも国際化したいと思いました。外資系企業の監査業務を手掛けたい、海外勤務も経験したいという気持ちを上司に伝え続けました。やる気を見せれば願いは叶う、そんなところも東陽の魅力です。
国際業務では、海外に親会社を持つクライアントや本国の監査人から依頼され、日本で事業を展開する子会社の財務諸表監査や内部監査の支援を行います。国内の上場企業の監査に比べ、短期のプロジェクトが多いのが特徴で、兼任して1年ほどですが、すでに5社以上の案件を手掛けました。
外資系企業の監査の面白さは、医療やアパレルの企業など、ユニークなビジネス展開を行っているクライアントが多いこと。それに、本国の会計監査人に報告する際に英語を活かせること。さらには、一社一社の契約形態が違い、決まった型がないため、イチから業務を構築していくことなどが挙げられます。国際性の強いビジネスに触れ、顧客と信頼関係を築いていく過程に楽しさを感じます。

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幅広い知識・経験が今の仕事に活きる

仕事を続けていけばいくほど、自分の弱点や課題もはっきり見えてきます。本国の監査人と上手く連携を取るには、英会話はもちろん、“会計英語”をさらに強化しなければなりません。そのため、英会話学校にも通った時期もありました。現在は外国人スタッフがいるので、普段から英語を使ったコミュニケーションができますし、会計士として優秀なスタッフなのでいろいろ勉強になります。
国際業務は、個別業務ごとに、クライアントの要請に見合った契約形態を決めます。契約自体はパートナーが行いますが、契約書作りには私も関わるので、業務内容やその範囲を考える必要があります。その際、国内の監査業務の知識や経験が活かされることはよくあります。国内でも国際でも、ほぼ同じ枠組みの中で実施されるのが監査の仕事の大きな特徴です。会計基準の国際化が進む中、IFRSの体系的知識も深めています。

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人との出会い、仲間との関わりが自己成長につながる

国際業務担当の公認会計士として、自分自身にいろいろな課題がある中で、それでも仕事にやりがいを感じている理由は、クライアントとのコミュニケーションが良好で、担当の方から信頼をいただいているからです。加えて、チーム内のさまざまな人と関われることも仕事の面白さのひとつです。監査のチームは、クライアントやプロジェクトごとに編成されるため、特定の人とずっと仕事を続けることはありません。したがって、チームワークは、この仕事を行う上で最も大事なことです。クライアントに接し、先輩方や同僚、スタッフと一緒に仕事をすることで、日々、自分の成長を実感しています。

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