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SPECIAL TALK

薬剤師、アパレル製造、税関職員。

多様なバックグラウンドが東陽に
もたらすものは?

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若手異業種転職者の座談会

異業種からの転職者が多いのも、東陽監査法人の特長の一つです。今回は、それぞれ薬剤師、アパレルの製造、税関職員という異なるバックグラウンドを持つ若手3名にインタビュー。職員の多様性が東陽にもたらしてくれるものとは何なのか、3名の姿から紐解きます。

  • 宮本 裕太郎Yutaro Miyamoto

    監査第1部 ジュニアスタッフ
    2024年入所

    病院や調剤薬局、ドラッグストアなどで薬剤師として7年間勤務。その後東陽監査法人に入所。

  • 角田 あゆ美Ayumi Tsunoda

    監査第1部 ジュニアスタッフ
    2025年入所

    美術大学を卒業後、友人らとアパレル企業を起業、10年ほど企画や製造に携わる。その後東陽監査法人に入所。

  • 浅井 紘太朗Kotaro Asai

    監査第1部 ジュニアスタッフ
    2025年入所

    税関職員として3年間空港で勤務。その後東陽監査法人に入所。プライベートでは1児の父。

三者三様のキャリアから、どう会計士の道に?

東陽監査法人に入所する以前の経歴を教えてください。

宮本
私は薬科大学を卒業後、病院や調剤薬局、ドラッグストアなどで7年ほど薬剤師として働いていました。
角田
私は学生時代、美術大学で染織について学びながら、服飾の専門学校の夜間部に通っていました。卒業後は仲間と起業したアパレル企業で企画や製造に携わりました。
浅井
私は大学を卒業後、国家公務員である空港の税関職員として3年間働いておりました。

そこからなぜ公認会計士を目指すことになったのですか?

宮本

調剤薬局で勤務していたときに、オーナーから経営に携わってみないかと誘ってもらったことがあったんです。当時は経営といっても何をするものなのかまったくわからなかったので、自分なりにいろいろと調べている中で、経営をコンサルティングする立場としての会計士について知りました。

会計士としての資格があれば、独立して事務所を持つことはもちろん、コンサルティングや税務に携わるなどさまざまな働き方の可能性が広がりそうだと魅力を感じ、目指すことに決めました。

角田
私は前職を辞めてから、次の仕事が決まるまでのつもりで株の売買を始めたんです。その中で会計士という職業を知り、「会計士になったら投資のスキルも上がるかな」と最初は軽い気持ちで勉強を始めました。机に向かって勉強するのは大学受験以来で、大変でしたが、始めてしまったら後に退けなくなって資格を取り切りました(笑)。
浅井
私は前職で行きたい部署への異動を願い出るために簿記の勉強を始めました。それを突き詰めていった先には公認会計士という高難度の資格があることを知り、挑戦したい気持ちが芽生えたのがきっかけです。

得てきた経験が違えば、
一つの物事に対する見方や捉え方もさまざま

なぜ東陽を就職先に選んだのでしょうか?

宮本

6年制の薬学部を卒業したあと、薬剤師としての勤務も長かったので、年齢の若さを重視する傾向にある大手では難しいだろうと考えていました。加えて、もともと自分の性格的に、自由度があってお互いの顔が見える距離感の中小企業やベンチャーのほうが合っているだろうという思いもあり、当初から準大手の2、3社に絞っていましたね。

その中で特に東陽は、「個を尊重する意識」があることが、ウェブサイトや説明会、面接の担当者の人となりなどからよく伝わってきまして。迷わず東陽に決めました。

角田

私はまず、多様なキャリアを持つ人が働く法人であることに興味を持ちました。多くの刺激を受けながら、自分の視野を広げられる環境なのではないかなと。とはいえ他の法人とも比較検討はしましたが、「私はどの法人に自分の労働力を提供したいだろう?」って考えたら、自然と東陽がいいなと思えたんですよね。

浅井

私の場合、子どもがまだ小さかったのもあり、まずはワークライフバランスを重視しました。また、前職での経験を通じて「質問しやすい雰囲気のチームに配属された人のほうが成長が早い」と肌で感じていたので、その点も東陽に魅力を感じました。

入所する前に抱いていた印象について、
実際に働いてみていかがですか?

宮本

質問しやすい雰囲気というのは本当にそのとおりですね。東陽には、一人の新人に対して3人のトレーナーが付くというユニークなOJT制度があるので助かりました。

角田

トレーナーの先輩は、エクセルの使い方など初歩的なことから丁寧に教えてくれますし、「ちゃんと定時に帰れた?」といった細やかな声かけもしてくれて、安心して教わることができています。

浅井

私は人と話すことが好きなので、トレーナーが二人で飲みに行く機会も作ってくれ、業務に限らずいろいろな話をすることができました。

一方で、トレーナーではない先輩にも質問しやすい雰囲気ですよね。クライアントごとにチームを組んで監査業務にあたるので、同じチームの先輩や、チームリーダーである主査にも日々気になったことを聞きながら仕事を進めています。

宮本
配属するチームを決めるにあたって、個人の希望を尊重してくれるのもうれしいポイントですね。私は前職が薬剤師のため、自分自身の希望もあり、調剤薬局など自分の知見が活かせるクライアントのチームに入れてもらっています。
角田
私はどちらかというと、前職とは違う業界のことを学びたい気持ちが大きくて、そのように伝えています。東陽には本当に多様な業界やキャリアを経て転職してきた人が多く、やっぱり経験が違うと、一つの物事に対する見方や捉え方もさまざまです。日々の会話の中で、たくさんの学びや気づきを得ています。

足りない部分を互いに補い合いながら
一つの仕事をやり遂げる

浅井

私が就職先選びの一つのポイントとしていたワークライフバランスについても、定時に帰ろうという雰囲気がしっかりあるので、不満なく過ごすことができています。

ただ、それぞれが求める成長ペースによって、がんばりたい人はがんばれる環境だとも感じています。私自身は現在子育てをしていますし、男性で育休を取得した先輩の話などもよく聞きますが、もう少し子どもが大きくなったら、もっと仕事に力を入れたくなるかもしれない。自分にとって最適なワークライフバランスって、ライフステージによって変化するものですよね。

それぞれの個性や意志を持つ職員が、足りない部分を互いに補い合いながら一つの仕事をやり遂げる、チームワークの素晴らしさを日々感じています。

宮本

東陽は、キャリアプランが一つではないですよね。パートナーを目指してステップアップしていく以外にもさまざまな道があり、希望する働き方やキャリアパスに沿って仕事を進めていけるところがとても魅力的だと感じます。

現在はどんな仕事を担当していますか?

角田

私と浅井さんは1月に入所して、まだ2か月ほどです。現在はクライアント企業の帳簿が正しくつけられているかどうかを、現金預金、借入金といった勘定科目ごとに確認していく作業を担当しています。これは基本的に入所1年目が担当することになっている業務で、前期の担当者から引き継ぎを受けながら学んでいる最中です。

浅井

私も現在同じ業務を担当していて、4社ほどのチームに所属しています。新入職員は、そのくらいのクライアント数からスタートすることが多いですね。

角田

1週間ほど前までは、実務補習(注:公認会計士としての登録に必要な実務研修)を受けることと業務とを両立していたので、思った以上に大変でした……。来週はテストなのですが、もちろん業務で教わったこともしっかり覚えなければならないし、毎日必死です(笑)。

宮本

実務補習は3年間ありますが、1年目が一番カリキュラムが多くて大変ですよね。
私は今、9社ほどのチームに所属しています。基本的に、入所3〜4年目くらいから、チームリーダーである主査を担うことが多いのですが、私は現在2年目のため、角田さんや浅井さんたち1年目の職員と主査との間をつなぐ役割を担うことが増えてきました。

1年目が行うような細かな業務を丁寧にこなすことはもちろん、それだけではなくチーム全体を俯瞰で見て、スケジュール管理やクライアントとのやりとりを一部担ったりもしています。

チームの規模はクライアントの規模によって異なり、7〜8名のチームから20名ほどのチームまでさまざまです。人数が多くなるほど、主査ひとりでチーム全体を見るのは大変ですので、私がサポートすることが多いですね。年次の低いうちから、このように監査の仕事の全体像を把握して俯瞰的な視点を身につけていけるのも、東陽ならではかもしれません。

「一人前の会計士になって、まわりの人を幸せにしたい」

おすすめしたい東陽の社内制度はありますか?

宮本

修了考査対策支援制度には、かなり助けられていますね。公認会計士試験に合格したあと、3年以上の実務経験を経たうえで修了考査に合格することで初めて公認会計士として登録できるため、やはり修了考査には初回受験で合格しなければというプレッシャーがあって。

そんな中東陽では、先輩職員が勉強会を開催してくれたり、試験の2か月前からは残業が抑制されたり、会議室を自習室として開放してくれたりと、かなりサポートが充実しています。

浅井

さまざまな資格学校で開講している修了考査対策講座の費用や、本番の受験費用なども、初回受験の場合は負担してくれますよね。

角田

あと、書籍購入補助制度も個人的によく利用しています。上限はありますが、自己研鑽や業務に必要な書籍の購入費用を負担してくれるという制度ですね。

最後に、仕事を通じて実現したいことや、目指す会計士像を教えてください。

宮本

実際に監査業務に携わってみると、単調な作業の繰り返しのように思える瞬間もある反面、経験に裏打ちされた判断力が必要とされる場面も非常に多いと感じます。ここが難しいと同時にやりがいを感じられる部分でもあるので、たくさんの経験を重ねて、「この人に任せていれば大丈夫」と安心してもらえる会計士になりたいですね。

会計士を目指したきっかけとして「働き方の可能性が広がる」という話をしましたが、今はまず一人前の会計士になることを目指して頑張っていきたいです。

浅井

私はもともと、一人でいるよりも誰かといるのが好きなタイプで。だから仕事でも、まわりの人が幸せになってくれれば、それが自分の幸せにつながるんですよね。今はまだひたすら教えていただく立場ですが、クライアントやチームメンバーとしっかり対話しながら幸せな結果に導いている先輩たちの姿をたくさん見ているので、自分もそんなふうになれたらいいなと思っています。

角田

私も、まわりの人の幸せに少しでも貢献したい。自分自身が「何になりたい」「何をしたい」という思いまではまだ抱くに至っていないので、ひとまずはみなさんの足をひっぱらないように頑張りながら、そういった自分の将来のビジョンを考えられるところまで成長できればうれしいです。

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