先日、3歳の娘に、「私もママと同じ公認会計士になる!」と言われました。会計士がどんな職業かも分かっていませんが、私自身の頑張りを娘に認めてもらえ、応援してくれていると感じ、とても嬉しかったです。
中学生の頃の夢は「ヒールを履いて颯爽と歩く素敵なキャリアウーマン」です。もし家庭を持つことになっても、ずっと働き続けたいと思っていました。新卒で半導体関連部材の製造を行う会社の営業職に就きました。出張をこなしながら、お客様に提案をし、新規プロジェクトを立ち上げたりと、目に見える成果が積み上がることが面白く理想とする働き方を手に入れました。
しかし、全国各地を回る仕事は忙しく、結婚・出産をしても続けられるだろうかと次第に不安を感じるようになりました。
安定した働き方に変えたい、でも仕事へのこだわりは捨てたくない。それらを満たすには、プロフェッショナルな資格を取ることだと考え、公認会計士を目指すことに。手応えを感じたところで退職して勉強に専念した結果、論文式試験に合格し、そのまま大手監査法人に入ることができました。
前職での9年間はとても有意義なものでした。主に上場大手メーカーをクライアントに、大人数のチームの主要メンバーとして毎日フルパワーで働き、評価もして頂いていたと思います。
ところが、入社5年目から第一子、続けて第二子を出産したことで働くことへの考え方が大きく変わりました。これまでは仕事に対して自分の成長やビジネスマンとしての理想の姿を追い求めていましたが、これからは子供たちを第一に考えて働きたいと思うようになりました。決して福利厚生制度が不十分な法人ではなかったのですが、とにかく転職しなければ状況は変わらないと考えました。どこかで「仕事と育児の両立」に自分の気持ちが追い詰められていたのかもしれません。
それから、ほどなく人を伝って東陽監査法人と出会い、懇親会に参加することになりました。
その場で、東陽のパートナーとお話する機会をいただけたので、率直に自分の悩みをお伝えしました。すると、「星野さんをぜひ応援したい。子どもの小さい時期はペースを落として働く選択も尊重したい。子供の手が離れたらまた思いっきり仕事をしてください。」とうれしい言葉をいただきました。これで走り続けなくていいんだ、一時ペースダウンしても更なるキャリアを目指せるんだと思うと肩の荷が下りて、新たな意欲が湧いてきました。
大手監査法人と東陽監査法人。規模は違いますが、東陽は器が大きく、情に厚い法人だと思います。自分の経験を活かして違和感なく業務に取り組め、また、IPO(上場準備)といった新しい仕事に携わることもでき、会計士として、一つ上のステージに上がることができました。
東陽は、私と同じように未就学児を抱えて働いている方、それも男女を問わず、同世代の方が多くいます。同じような境遇の職員が身近にいると、働きやすさは全然違います。例えば勤務中に保育所から急に呼び出され、子供を迎えに行かざるを得ない状況でも気兼ねなく相談できますし、上司や監査メンバーも快く認めてくれます。おそらく一人ひとりの業務に対する責任感が強く、お互いを信頼しているからだと思います。よって、自己管理能力の高い人ほど居心地の良さを感じることと思います。
女性・男性に関わらず、家庭と仕事の両立は人生の大きな課題です。若い時から人生設計を描くことで自分のキャリアの方向性が定まり、大きなライフイベントの際にも環境を選択して、自分自身で解決していくことができると思います。
保育園のお迎えの際に、季節で移り変わる花々を見つけ、「きれいだね」とふと立ち止まれる時間的余裕と、そして何より心の余裕を与えてくださった東陽にはとても感謝しています。
経理職で働きながら合格。
経理とはまた違う難しさがある監査業務に日々奮闘中。
入所してすぐ星野さんがいる監査チームに配属されました。期末監査のとても忙しい中、声をかけてくれる姿やバリバリ仕事をこなしている星野さんはとても頼もしいです。仕事の進め方やクライアントの方やチームの方とのコミュニケーションの取り方など、日々勉強させてもらっています。
東陽に入所して、星野さんと同じチームをはじめ、いくつかの監査チームに配属されましたが、みなさんとても優しいです。私自身、経理職を続けながら論文式試験に合格したのですが、監査業務は初めてです。まだわからないことだらけですが、東陽はわからないことを質問しやすい雰囲気であることと丁寧に教えてくれるところがとてもありがたいです。入社してまだ間もないですが初年度から「~やってみる?」とか聞かれて、いろんなことを経験させてもらえているので、やる気があって自分自身を早く成長させたいと思っている人にとっては、東陽はとても合うのではと思います。