鉄道会社に就職し、旅行業部門で法人営業を担当しましたが、部門が分離して子会社の旅行会社と合併、私は転籍しました。転職して公認会計士の道に進もうと考えたのが35歳のとき。私の決意に、家族も応援してくれて2年間専門学校に通い、試験合格後、知人が働いていた東陽監査法人に入所しました。 前職の本社勤務時には、営業企画本部で、約1千名もの営業マンを統括する部門で精力的に働いていました。この時、簿記の勉強でもしてみようかと気軽に思ったことが人生の転機となりました。初めて「借方」「貸方」の意味を知り、簿記の仕組みの美しさ、会計の奥深さに触れ、会計士という仕事に強く惹かれていったのです。